Mark Manders 《乾いた土の頭部》2015-2016 / 国立国際美術館蔵
かっこいい
大きさ。素材感まんまの荒さいいな。目を開けていたらちょっと怖く感じるけど、目は伏せられている。顔の角度もいい。ミニチュアがあったらほしい。
欧米のアートは大きさに圧倒されますね。作品の密度や良し悪し、大部分はサイズで決められているような気さえするくらい。大きいは正義という欧米の価値観を感じます。
この頭部作品から、なんとなく韓国の眼鏡ブランドGENTLE MONSTERを思い出しました。世界観は全く違うのですが、ショップの内装がぶっ飛んでいて、大きな人型の頭部が動いたり。お店というよりミュージアム感。映画の中のような。
東京と大阪にショップがありますが、韓国や台湾の内装の方がスケールが段違いで見応えがありました。(webで見られます)
ちなみにこのマンダースの作品は2021年に所蔵されている。美術館が蒐集がんばってるの嬉しいな。
いつかコレクション展が観たいです。
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梅津庸一展「クリスタルパレス」を観る。
現代美術という枠が煙に巻かれるような感覚でした。
手よりも頭が先に動いてしまう賢く繊細な作家ゆえに、同じものを繰り返し作ることで安心を得ているのかもしれないなどと浅慮したり…。
アートの線引きってどこなのかあらためて問題提起されるような内容でした。
版画のステートメントで引用されていた銅版画家の駒井哲郎の言葉と、それを巡る作家の言葉が心に残りましたので、リンク貼ってみよう▼
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久しぶりに高校美術部時代の友人と出かけ、当時の向こう見ずで発見家の私たちにあっという間に戻っていました^^
図書スペース併設のカフェで有元利夫のエッチング集を広げながら、今まさに向かい合ってるテーブルの木目に、有元氏の線を見つけ出したり。
彼女のシンプルな考えに慄いたりしました。
迷ったらとりあえずインスピレーションや〜ゆうとけ〜。
有元氏の線