ずっとaqylaを触っています。
雨が続いて湿度の高いおかげで絵具の乾きがはっきり遅く、とても描きやすいです。乾燥防止のスプレイ、いつもは6回くらい噴いてるのですが、今日は2回だけで済んでいます。天気でこんなにも反応が違って、私もそれに呼応する。
雨の日が晴れの日と寸分狂わず同じように動く世界は人間社会だけ。そのおかげで滞りなく暮らせているけれど、どこか違和感も拭えない。
大雨や台風で学校や会社が休みになると、とっても嬉しい。思いがけず休めることや、窓から見る外の様子にテンションが上がる。
でも、この嬉しさはそれだけじゃない気がする。天候や自然に沿った時間軸で行動できることが、身体が安心して嬉しいんじゃないかな。身体が自然の一部だってことを無意識に感じていて、心に通じて喜んでいるんじゃないかな。
私たちの身体はとても丈夫で美しいけれど、同じくらい繊細だ。その繊細さが邪魔に感じるときは、頭優先で行動しようとしている時かもしれない。学校、会社、人との約束。私たちを取り巻く社会はその繊細さをほとんど許容しない。排除して時間を動かそうとする。上塗り、そして上塗り。無理に進ませようとすると歪みが生まれる。歪みが出ないように更に上塗りのルールや対策。
ちょっとだけ、素に戻ってみてはどうだろう。国民の休日に、「素の日」とか「原始人の日」とか作って散りばめて、その日は一日自然に還る。連休にしてもいい。出来る人だけ出来るだけ。
朝の空の色、触れる水の冷たさ、皮膚の感触…等なんでもいちいち感じてみる。ぜーったい、いい顔の人が増える。いい国になる。試しに一回やってみて効果が実感できたら、世界の国々にも教えてあげたらいいと思う。
「実はな、うち、原始人の日を制定しまして、国民に自然に還るよう促したんですわ。そしたらまず病床率が減りましてな、へぇ、不眠や精神不安の患者さんがぐんと減ったんですわ。ついでに犯罪や自殺も減ったもんで、警察が見回りしてもみんな安らいだ様子で事件なんてありゃしませんねん。いや~まさかこんなシンプルなことで、国民がしあわせになれるんやったら、もっと早う実行すればよかったですわ。シンプルイズベストですな。よかったらおたくも試してみはったらどうですか。グッドラックやで。」
みたいな世界になったらいいな。なんか面白い国だなって、国は一人一人なわけで、一人一人が幸せ感じてたらめっちゃいい国や。税金?ええよ~持ってって~とか言えたらいいな。
ふふふ。宇宙の一人として、幸せの実験、続けていきます。感謝しています。