daily work

coffee and decanter

 

不透明水彩

描き込むところとサラッと流すところの塩梅。白場を残さない絵作りは背景が難しいなぁ。描き込んだ上での抜け感の表現を勉強中です。

 

透明水彩から不透明水彩へ、今は過渡期と感じる。不透明にのめり込んでいる。不透明なのに光を表せる不思議。彩度の高い色を置くのが楽しい。重ねて描き直せるから大胆に動かせて、次の一手に悩みすぎない。自ずと画面も大きくなる。

 

描くほどに両方が好きと感じています。本当にそれぞれに好きや。この先、透明を描けなくなったりしないかと心配もしている。この不安がかすめたとき自分は小心者と感じる。まだ訪れていない、訪れるかもわからない、体験していないから生まれる不安。

OK、聞いてみよう。私は何が一番したい?

今の私は、私の一番を知ってるね。触りたい画材を知ってる。

不安を打ち消すために触って安心を得ようとするのは違う気がする。それよりも今触りたい画材を目一杯触って自分を浸してあげることの方が、素直なwantを叶えてあげる方がいい気がする。時間いっぱい、描きたいように。

 

20号の絵を描きはじめました。

最初に構想していたのは縦構図だったのですが、下絵を重ねるうちに横構図の方がいいと至りました。こういう変更はワクワクします。

サイズが大きいので下絵にイメージ色が欲しくオイルバーで着彩。なんかね、透明水彩で着彩すると、一つの完成が目の前に現れてしまって、今の私は混同してしまいそうで、不透明のオイルバーを使いました。

なんちゅー眩しい水色。少し前の私だったら拒否反応起こしそうな発色、構わず練り込む。

写生がベースだからちょっと真面目な画面になってる。もう少しモチーフを踊らせたい。果物台をひと回り大きくして。

 

近頃は平行して模写を行なっています。

昨日の昼休み、ゲルニカを小さく模写していたのですが、アイコン化された名画が自分のノートに現れる楽しさがありました。所々に仕込んでいきたいです。

 

あちこち横断して文章もまとまらなくなってきました。でも横断できて嬉しいです。制作が楽しいです。

 

I’m so enjoying working now.

With gratitude.