こちらのスケッチはスケッチで止まっています。イメージの段階ではすごくいい感じだったのですが、スケッチすると違う感じに。いいイメージが膨らまないまま描き進めて完成できたことがないので、もすこし寝かせておきます。と思えば、昨日走らせたイメージから一番に完成することもあって、予想外な面もあるのですが、そのときの旬を逃さないようにしたいです。わくわくしてるとか心が通ってるとかそういったことを。手が止まるときはモチーフを探していたり色に迷っていたりしています。表面的なバランスに意識がいくことは美意識が働くことや絵作りと隣り合わせだから、見極めないと空っぽになってしまいます。スケッチの段階でニュアンスを表す線が多いほど、本番に移ったときとのギャップがあります。鉛筆での線描はイメージやニュアンスを捉えることができますが、絵の具となるとまた違います。それを考えると、エッチングという版画技法は鉛筆のスケッチを一番近く表現できるのかもしれない?来春は版画を勉強したいです。お楽しみ…
今は色々なモチーフを描きたいです。たくさん描きたい。
個展、最後まで粘ってがんばります。